たいようが、私たちに残したメッセージ 動物も人間も同じ地球上で誕生し、成長し、死んでいく。それならば、もっと心を通わせ、いっしょに生きていることを実感しあえる関係になってもいいんじゃないか……。 たいようは、危険な麻酔手術にたえ、義足つけかえ手術も何度も乗り越えたが、骨折事故から87日目、最後まで立ち上がろうとがんばりつづけながら、そのいのちを終えてしまった。まだ生まれて10か月のいのちだった。この本は、たいようの闘いと、それをささえつづけた人々の物語である。 小松園長はにっこりと微笑んで、子どもたちから動物園に寄せられた手紙や、たいようの絵などを机に広げた。これからの動物園にとって一番大切なのは、目の前の動物がいつ生まれて、いま何歳で、どんな性格で、何が好物で、どんな癖があるのかなど、それぞれひとつひとつのいのちを知ることだ、と思う。そして、そうすることで、動物を好きになり、大事にしていくことに結びつくのだと思う。(本文より) |
題 名 | 義足のキリン たいようの一生 |
編 | 朝日新聞秋田支局 |
文 | 小鷲 順造 |
出版社 | 講談社 |
ISBN | 978-4-06-211974-0 |
点訳巻数 | 全2巻 |
点訳完成 | 2025年2月 |
納品先 | 筑波大学附属視覚特別支援学校 サピエ図書館登録済み |
点訳者コメント | <O.R> 不慮の事故(シマウマと激突)で骨折してしまったキリン、たいよう君と彼を助ける為頑張る動物園スタッフ達。 何度も何度も手術をして立ち上がるたいよう君。 胸がいっぱいになり、涙が出そうになりながら点訳しました。 |
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